日本の人口ピラミッド 崩壊!

以前も人口ピラミッドの話に触れましたが
今回もまた触れさせていただきます。
昨年はコロナの影響で出生率が大きく下がったとニュースになりましたが、おそらく今年2021年は回復するでしょうという楽観的な観測もあるかもしれませんが、そんなに楽観視できない可能性もあります。
理由は三つあります。
1、経済的理由
中国でも一人っ子政策を解除しても人口が思うように増えないのが経済的理由で取り上げられております。結婚する女性も節約生活を余儀なくされる相手とは結婚したくない、家も欲しい、車も欲しい、おしゃれもしたい、いいもの食べたい、教育にも金がかかるとなったら経済的困窮が予測される男とは結婚してくないのは当然でしょうね。男としても結婚して子供持つからには責任があり、貧困覚悟では結婚することもできない。至極まっとうな人口回復しない一つの理由でしょう。まじめな日本人においては当然のことで、今回のコロナで経済的ダメージを受けている結婚適齢期の男女はたくさんおります。しかし、コロナが終わったところで一過性のもので終わることはあると思いますか?私はそうは思えません。

2、満たされた欲求
10年前を思い出してください。youtubeで楽しい動画を見たり、Netflixで自由に動画をみたりあまりできない時代でしたよね(進んだ方はやっていたかもしれませんが)。今ではVR動画なども出てきて現実化、仮想現実化わからなくなっております。結婚して家庭を持つというのは人間にとって一大イベントです。そのイベントを経験しない人は昔は珍しがられることもありました。今ではどうでしょう未婚者は全く珍しいことではありません。結婚しなくても様々なことで欲求を満たすことができるのです。

3、団塊の世代ジュニアのジュニアが結婚適齢期に突入
団塊の世代ジュニアは非常にラッキーでした。結婚適齢期にはバブルは崩壊はしていたもののまだまだ経済的な困窮は免れておりました、テレビではトレンディードラマ真っ盛りで恋愛、結婚ブームであったと思います。
今と比較すれば就職も難なくできて家庭を持つことも今と比較すれば容易だったと思います。
また、子供が生まれたとしても「じいじ」、「ばあば」の世代は非常に裕福で孫へのお金の使い方は金に糸目をつけない状況でした。
それが今はどうでしょうか? 段階の世代の孫(ジュニアのジュニア)がそろそろ結婚適齢期に入り始めました。その矢先にコロナショックです。しかも、2年目に突入しますが収まる気配をみせません。今後はワクチン接種を受けていない子供たちの感染が広がり始めます。イスラエルのワクチン状況を見ると明らかです。(イスラエルワクチン事情は当ブログ内でコメントしているので検索してみてください)
団塊の世代ジュニアのジュニアが親を頼ろうとしても親は経済的ダメージを受けまくりです。。。
9.11アメリカの多発同時テロ、リーマンショック、東日本大震災、そしてコロナショック、これだけ立て続けに人類にダメージを与えることを経験した段階の世代ジュニアは経済的ダメージに敏感です。
これらのことから人口ピラミッドは今後も回復しないと思われる三つの理由です。

人口ピラミッド回復のため三つの条件

1、限定的ベーシックインカムの実施
既婚者、既婚こどもあり、など段階的にベーシックインカムを実施する。経済的理由に結婚を控えることが少なくなるでしょう、むしろ結婚して裕福な将来を築こうと男女の恋愛感情が高まるのではないかとも思います。

2、こどもの医療・教育無償化
幼稚園、小中高大は基本無償とする。医療費も無償。子供を持つことの経済的リスクを排除すれば安心して子供を産めるでしょう。

3、育児休暇取得の推奨(男女ともに労務規定に組み込む)
お金はあっても時間がないでは、子供は産めません。経済的支援はするから夫婦で育児に専念できる仕組みを作れば安心できることでしょう。

これらの取り組みは決して簡単なことではありませんが、徐々に取り組まなければ手遅れになります。
そのうち日本の人口の7割は外国人なんてことが80年後くらいに発生してしまうかもしれません。

 

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