気が付かないサラリーマン

今日、若手の後輩と話す機会がありました。

仕事がきついことを愚痴っていたので、

給料安いし仕事きついし割が合わないよな、と話に乗ったら、

急にポジティブなことを言い出して私に反論してきました。

それを聞いて二つ感じました。

一つは私から会社の愚痴を言っていることを私からチクられるのを心配してポジティブ発言に変更したのか?

もう一つは彼自身の中で自分の選んだ会社を信じて頑張りたい、この会社はいいところもあるんだと一生懸命自分に言い聞かせていることです。

会社は社員を良い企業に勤めているのですよと思ってもらうようなことをあの手この手でやってきますが、

冷静に客観的に見ればほとんどの企業が一社員にとってはいわゆるブラック企業ともいえるのです。

しかし、社員はそれに気が付かない、もしくは気が付いてもそう思いたくない思考になっているおこと本当に悲しいことです。

自分の息子がそんな企業に就職したら必死にやめさせようとしますが半分洗脳された人にはもう聞く耳を持たないので無駄な説得となるでしょう。

どんなにブラックな企業でも社員が洗脳されていれば、窮地に追い込むまで極限まで安月給で働かせても社員は気が付かずに一生懸命働きます。つらい状況に陥れば陥るほど勝手に洗脳のリセットをしてくれます。

こんな都合の良い会社の経営者はぼろ儲けです。リアルホワイト企業はすべての残業代、企業年金、退職金積み立て、すべて社員に還元したうえで社員の給料を出しておりますが、表向きホワイト企業で中身はブラック企業は最低必要コストを使わずして社員を働かすことができる夢のようなコストパフォーマンスですね。日本にいながら発展途上国並みの人件費でビジネスができるなんて夢のようなすごいことですよね。

 

 

 

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